高知地方・家庭裁判所長の紹介

高知地方・家庭裁判所長

伊藤  寿( いとう ひさし )

昭和39年1月3日生

出身 北海道

写真:高知地方・家庭裁判所長 伊藤  寿

略歴

平成3年4月に千葉地裁判事補として任官し、
その後、京都家裁、神戸地裁尼崎支部、新潟地家裁佐渡支部、東京地裁で勤務してきました。
近年の経歴は次のとおりです。
平成13年4月  裁判所書記官研修所教官
平成16年4月  大阪高裁判事
平成19年4月  高知地裁判事(部総括)
平成22年4月  司法研修所教官
平成25年4月  広島地裁判事(部総括)
平成28年4月  大阪地裁判事(部総括)
平成31年3月  京都地裁判事(部総括)
令和4年6月    高知地家裁所長   

ご挨拶

 このたび高知地方家庭裁判所長として着任いたしました。平成19年から平成22年まで、高知地裁で勤務をしておりましたが、12年ぶりに高知に帰ってまいりました。私が愛してやまない人文と自然の宝箱である高知県に戻ってきたことの幸せを感じています。
 前回、高知で勤務した際は、裁判員裁判が始まった頃でした。高知県での第1号裁判員裁判の裁判長を務めました。現在、その裁判員裁判に負けないほどに大きな改革が裁判の世界で起きています。それがデジタル化です。広い高知県において、時間と距離の制約から解放されるデジタル化は非常に重要な変革です。裁判員裁判が始まったことで刑事裁判が分かりやすくなったように、デジタル化によって、裁判の在り方を本質から見直すことになると考えています。その紛争の解決のために最もよい裁判を、迅速性、利便性を高め、より安全な手続を提供しつつ実現することができるよう取り組んでまいります。
 正しいことが正しいこととして扱われる、守られるべき者が正しく守られる。そういう筋を通すところとして、裁判所は、社会の中の信頼のシステムを形作っています。高知県の皆様にとって、高知地家簡裁が信頼されるものであり続けるよう職員とともに真摯に取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。