トップ > 各地の裁判所 > 熊本地方裁判所/熊本家庭裁判所/熊本県内の簡易裁判所 > 熊本地方裁判所・熊本家庭裁判所について > 熊本地方裁判所長
熊本地方裁判所長
片山 昭人 (かたやま あきひと)
生年月日 昭和36年3月8日
略歴
- 昭和62年4月
- 横浜地方裁判所判事補
- 平成元年4月
- 福岡地方・家庭裁判所小倉支部判事補
- 平成2年4月
- 弁護士登録(第二東京)
- 平成19年10月
- 千葉地方裁判所判事
- 平成23年4月
- 熊本地方・家庭裁判所判事(部総括)
- 平成26年4月
- 福岡高等裁判所判事
- 平成27年4月
- 福岡地方裁判所判事(部総括)
- 平成31年4月
- 福岡地方・家庭裁判所判事(部総括)
- 令和元年5月
- 鹿児島地方・家庭裁判所長
- 令和3年5月10日
- 熊本地方裁判所長
メッセージ
このたび熊本地方裁判所長を拝命いたしました。熊本は,平成26年3月以来,二度目の勤務となり,大変光栄に存じております。熊本の印象は自然の豊かさと人情の厚さ。熊本地震の際には,本震に遭遇して,小学校に避難し,多くの方々とともに校庭で一夜を明かす経験をいたしました。皆さまがとても冷静で落ち着いておられたこと,お互いを気遣う声を掛け合っておられたことなどが大変印象に残っております。熊本の皆さまの受容力や利他の精神に深く感銘いたしました。
さて,熊本は,管内面積が7400㎢と大変広く,本庁のほか,6支部(玉名,山鹿,阿蘇,八代,天草,人吉)及び独立簡裁6庁(荒尾,高森,御船,宇城,水俣,牛深)があります。管轄区域の広さや裁判所の多さから,常に「鳥の目」で管内全体を俯瞰するとともに,「虫の目」で各地の特性や地域社会の実情をきめ細かく把握し,「魚の目」で時代の流れや社会の変化を察知しながら,裁判所の運営に当たることが肝要であると考えております。
今回,修復された熊本城の天守閣などを拝見し,力強く復興されつつある熊本の地において身の引き締まる思いがしております。新型コロナウイルス感染症が未だ終息に至っていない中,専門家の知見を踏まえた感染拡大防止対策を徹底しながら,この3つの視点から,利用者の皆様のニーズを的確に把握しつつ,適正迅速な裁判を実現し,質の高い司法サービスを提供することができるよう,全力を尽くしたいと存じております。
皆さまには引き続き,ご理解,ご協力のほど,どうか宜しくお願いいたします。