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長崎地方・家庭裁判所長
田口 直樹(たぐち なおき)
(生年月日 昭和33年11月1日)
略歴
昭和60年に裁判官に任官し,主に九州と関西の裁判所で勤務した後,平成30年11月14日から長崎地方・家庭裁判所長を務めています。
ご挨拶
長崎には,以前昭和62年4月から平成2年3月まで勤務したことがあり,今回約30年ぶりに勤務しています。長崎の街の発展した姿に時の流れを感じつつ,路面電車や昔ながらの街並みを見て懐かしさも覚えています。出身は静岡県ですが,裁判官として3分の2以上の期間を九州の裁判所で勤務しており,その出発点の長崎は第2の故郷です。
裁判所は,適正・迅速な裁判を通じて,国民の皆様に身近で頼りがいのある司法を提供することが役割であると考えています。民事裁判においては,民事裁判手続のIT化の検討を進めています。刑事裁判では,10年を経た裁判員裁判の成果を活かし,今後も国民の皆様により一層参加していただけるよう取り組んでいます。家庭裁判所では,家事調停などの裁判所における解決機能の充実に努めるとともに,高齢化社会を支える成年後見制度の運用について市町村や関係団体などとの連携を図り,裁判所としての役割を果たしてまいります。未来の宝である少年の再非行防止にも努めています。時代の変化に対応し,国民の皆様の期待に応えるべく,当管内の裁判所の態勢や環境の整備にしっかりと取り組んでまいります。
裁判員制度は開始から10年が経ちました
平成21年5月に裁判員制度が始まり,制度開始から10年が経ちました。長崎地方裁判所においても,60件を超える裁判員裁判が行われ,500名を超える県民の皆様に裁判員又は補充裁判員として刑事裁判に参加いただきました。参加いただいた皆様が重責を果たされたことに敬意を表しますとともに,選任手続に候補者として参加いただいた方々,さらに,これらの皆様を送り出していただいた職場やご家族等,多くの皆様のご協力にあらためて感謝申し上げます。裁判員制度10年の成果を活かし,さらによい制度となるよう努めてまいります。今後も,ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。