大阪家庭裁判所長

大阪家庭裁判所長

西川 知一郎(にしかわ ともいちろう)
昭和35年4月22日生

写真:大阪家庭裁判所長

略歴

昭和60年に裁判官に任官し、東京地裁、最高裁行政局、福岡地家裁、最高裁調査官、大阪高裁などで勤務しました。近年の略歴は、次のとおりです。
平成18年 4月     大阪地方裁判所部総括判事
平成23年 4月     大阪国税不服審判所長
平成25年 4月     大阪地方裁判所部総括判事
平成26年 8月     神戸地方家庭裁判所尼崎支部長
平成27年 9月     福岡高等裁判所宮崎支部部総括判事
平成30年 5月     大津地方家庭裁判所長
令和 元年 5月     大阪高等裁判所部総括判事
令和 3年 5月     神戸地方裁判所長
令和 4年 9月 2日  大阪家庭裁判所長

御挨拶

 令和4年9月2日付で大阪家庭裁判所長に就任いたしました。
 大阪は大都会でありながら古い歴史と固有の文化を有し、活気と人情を兼ね備えた素晴らしい土地です。自身も大阪市内の家庭裁判所の近くの地で生まれたこともあり、出身地で勤務することができることとなって大変有り難く思っております。
 少子高齢化や家族の在り方の多様化等に伴い、成年後見関係事件の増加、配偶者間暴力や児童虐待等を背景にした深刻な事件など、複雑で解決困難な家事事件が増加し、少年の非行内容が複雑多様化するなど、家事事件・少年事件のいずれにおきましても、審理判断に困難を伴う事件の割合が高まっています。こうした社会の様々な変化や利用者のニーズを的確に把握し、家庭裁判所に配置された裁判官、書記官、事務官、家庭裁判所調査官(行動科学等の専門家)、調停官(弁護士から任命)、調停委員及び参与員(豊富な社会経験を有する人から選任)等の多様な職種の持つそれぞれの強みを活かし、効率的に連携するとともに、関係機関とも積極的に連携しながら、家庭裁判所の紛争解決機能を強化し、紛争の実相を踏まえた実効的な解決を迅速かつ適切に図り、良質な司法サービスを提供することができるよう、微力ながら努めてまいりたいと思います。
 私どもの職務は国民の皆様の裁判や裁判所に対する信頼に支えられていることは申すまでもありません。この信頼を損なうことがないよう、精一杯勤めたいと思いますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。