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高松家庭裁判所長
大島 雅弘(おおしま まさひろ)
昭和38年4月22日生
出身 東京都
略歴
平成5年に裁判官に任官し、仙台、神戸(尼崎)、東京、奈良(葛城)、大阪、山口(岩国)、京都等の裁判所で勤務してきました。
近年の略歴は次のとおりです。
平成25年4月 鳥取地裁判事(部総括)
平成28年4月 大阪地裁判事(部総括)
平成31年4月 大阪家裁判事(部総括)
令和5年4月 大阪高裁判事
令和6年1月 高松家裁所長
御挨拶
令和6年1月5日付けで高松家庭裁判所長に就任いたしました。
東京出身で、香川県で勤務するのは初めてですが、豊かな自然に恵まれつつも、四国の玄関口として充実した都市機能を併せ持つこの香川・高松の地で暮らし始めて、早速その生活環境に魅せられております。
任官以来、多くの時間を民事裁判官として過ごしてきましたが、直近の数年間は家事事件(とりわけ成年後見事件)に関わることが多く、その過程で、国民の皆様が家庭裁判所に寄せる期待の大きさを痛感させられてきました。この期待を正確に受け止め、これに応えていくためには、民事・刑事事件同様に過去に生起した事実を正確に認定することの重要性はもちろんですが、それとともに、例えば紛争の渦中にある夫婦に、精神の障害により判断能力が減弱しつつある高齢者に、あるいは非行に出た少年に、いかなる結論を提供することがこれらの人々の今後の人生にとって望ましいか、という将来を展望した考慮の必要性を無視できないように思います。そして、このような考慮を尽くすためには、人間や社会に対する深い理解力・共感力が求められ、これこそが家庭裁判所の基礎体力というべきものだと考えています。職員ともども、この基礎体力の涵養に努めるとともに、その一環として、利用者の利便性に配慮したデジタル化の推進等、現代社会における不可避的な課題にも誠実に取り組んで参る所存です。
どうぞよろしくお願い申し上げます。