庁舎見学編

 庁舎内へ入ったら,エントランスホールの天井を見上げてみてください。

写真:吹き抜け構造

 天井が高く,自然光を取り込んだ明るい吹き抜けの構造になっています。「国民が利用しやすくわかりやすい裁判所」をイメージして,このように広くゆったりとした空間を持つエントランスホールを設けています。

写真:ベンチ

 エントランスホールに置かれたベンチは,面白い形をしていると思いませんか?これは海に浮かぶ船をイメージした形となっています。また,ベンチの周りに設置された電灯は,海上を飛ぶカモメをイメージした形となっています。海の街横浜ならではの親しみやすいデザインですね。

写真:ベンチと電灯

 エントランスホールにはこのほかにも,日本大通り側出口に近い待合室の内窓にステンドグラスが埋め込まれています。これは,昭和5年に建築された旧庁舎の内装を移設して再利用したものです。

写真:ステンドグラス

 また,庁舎1階ロビーの壁にはレリーフが埋め込まれていますが,これは,旧庁舎の特号法廷で使用されていたレリーフを復元したものとなっています。同じ壁には,旧庁舎の外壁に用いられていた花崗岩4片が壁に埋め込まれています。

写真:レリーフ

 このほか,旧庁舎の復元部分の基礎や車寄せにも旧庁舎で使用されていた花崗岩等の建材を再利用しており,その歴史的価値から,横浜地裁庁舎は平成11年3月に横浜市の市認定歴史的建造物とされました。

写真:慰霊碑

 日本大通り側入口の隣に建立された慰霊碑は,関東大震災で被災した当時の職員や訴訟関係者の方々を慰霊する慰霊碑です。

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