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松江地方・家庭裁判所長
西 田 隆 裕(にしだ たかひろ)
(生年月日 昭和36年10月18日)
- 昭和62年10月
- 司法試験合格
- 昭和63年4月
- 司法修習生(大阪)
- 平成 2年4月
- 大阪地裁判事補
- 平成 5年7月
- 最高裁民事局付
- 平成 7年7月
- 通商産業省通商政策局国際経済部通商協定管理課課長補佐
- 平成 9年7月
- 長崎地家裁判事補
- 平成12年4月
- 大坂地裁判事
- 平成15年4月
- 東京地裁判事,東京高裁判事職務代行
- 平成16年4月
- 東京高裁判事
- 平成18年4月
- 最高裁調査官
- 平成22年4月
- 大阪高裁判事
- 平成23年4月
- 大阪地裁判事
- 平成24年4月
- 大阪地裁部総括判事
- 平成29年4月
- 検事(大阪国税不服審判所長)
- 平成31年4月
- 大阪高裁判事
- 令和 2年1月
- 神戸地家裁尼崎支部長
- 令和 3年7月
- 松江地方・家庭裁判所長(7月9日付け)
御挨拶
令和3年7月9日付けで,松江地方・家庭裁判所長に就任いたしました。大阪府出身で,松江での勤務は初めてです。松江には約3年前に一度観光で訪れたことがあるだけですが,その際,古い町並みも残り,落ち着いた雰囲気で住みやすそうな町だなとの印象を抱いた記憶があります。3年後に自分が赴任するとは思ってもみませんでしたが,島根県は,自然豊かで,食べ物も美味しく,松江での生活を満喫したいと考えております。
さて,近年の社会経済情勢の変化や価値観の多様化に伴い,複雑困難な事件が増加するとともに,裁判所に期待される判断の質も高まっており,裁判所の果たす役割はますます重大になってきています。
民事訴訟の分野では,全国的に裁判手続のIT化の検討が進められており,現行法下で実施できる手続については,当庁でも順調に利用が進んでいます。今後の法改正などへの対応もしっかり行い,適正・迅速な裁判の実現に向けて柔軟な発想をもって審理の運営改善にも取り組んでまいりたいと考えております。
また,施行後10年以上の実績を積み重ねてきた裁判員制度は,県民の皆様の御理解と御協力に支えられ,当庁でも順調に運用されており,同制度がより一層社会に根付くよう,県民の皆様の関心や参加意欲を高める努力を継続していく所存です。
さらに,高齢化が急激に進む状況の下で,成年後見制度については,引き続き,家庭裁判所において,地域全体で本人を支えるための体制整備を推進させるべく,市町村を始めとする関係機関との連携を深めるとともに,運用の改善に取り組んでまいりたいと考えております。
加えて,昨年来の新型コロナウイルスの感染拡大の問題については,裁判所においても,種々の感染拡大防止策を講じてきたところですが,引き続き,当事者,裁判員を始め,裁判所を利用する皆様が安心して御利用いただけるよう,適切な処置を講じてまいりたいと考えております。
そのほかの分野も含め,これから,県民の皆様にとって,より身近で利用しやすく,頼りがいのある裁判所を目指して,職員と共に精一杯取り組んでいく所存ですので,どうぞよろしくお願いいたします。