仙台高等裁判所長官

仙台高等裁判所長官

古財 英明(こざい えいめい)
(生年月日 昭和32年8月20日)

写真:仙台高等裁判所長官

略歴

昭和61年4月
大阪地方裁判所判事補
その後
室蘭,最高裁,東京,福岡などの裁判所に勤務したほか,農林水産省,内閣司法制度改革審議会事務局に出向
平成13年7月
東京地方裁判所判事
平成15年3月
司法研修所教官
平成19年9月
東京高等裁判所判事
平成20年1月
大阪高等裁判所判事
    4月
大阪高等裁判所事務局長
平成24年4月
大阪地方裁判所判事(部総括)
平成30年10月
裁判所職員総合研修所長
令和2年10月
神戸地方裁判所長
令和3年5月10日
仙台高等裁判所長官

ご挨拶

 このたび,仙台高等裁判所長官に就任しました。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 東日本大震災から10年が経過しましたが,今なお復興に向けての諸活動が続けられています。被災された皆様には,心よりお見舞い申し上げます。震災当時,大阪高裁の建物の上層階にいたのですが,遠く離れた地なのに,ゆっくりとした小さな揺れを長く感じたことをよく覚えています。その後のテレビのライブ映像から受けた衝撃は,今でも忘れることができません。約25年前の阪神・淡路大震災の被災地である神戸から赴任してまいりましたのも何かの御縁と思い,被災地に寄せる気持ちを新たにしているところです。

 また,昨年来の新型コロナ感染症の広がりは,収束の様相をいまだ見せておりません。先行きへの不安や不透明感を持たれている方もおられるかと思います。皆様に安心して裁判所を利用していただけるように,今後とも感染拡大防止対策を徹底しつつ,紛争解決機関としての機能をしっかりと発揮できるような環境整備に努めてまいりたいと思います。

 これまで,東北地方での勤務経験はありませんが,どの県も1度は訪れています。趣味の城巡りでは,日本百名城のうち,青森の「根城」以外はすべて訪ねました。東京で勤務していた頃は,都心にある東北各県のアンテナショップに何度か立ち寄るなどしていました。震災からの復興やコロナの収束により,自然豊かで,多様な伝統文化に溢れる東北地方の活気が,すべての地域で元に戻ることを切に願っています。

 さて,裁判所を取り巻く環境については,社会経済の変化,国際化の進展に加え,ITなど情報通信技術の急速な発展が加わって,変化の揺れ幅も速度も大きくなりつつあります。これまで裁判所が1つ1つの事件に真摯に向き合い,適切な紛争解決を積み重ねてきたことにより,社会の安定に大きく寄与してきたものであり,それゆえに,裁判所は,皆様からの信頼をいただいていると考えています。これからも,時代の変化に対応しつつ,質の高い裁判を実現し,皆様の裁判所への期待に的確に応えることができる裁判所であり続けられるように,職員一同とともに,力を尽くしたいと思います。