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高松地方裁判所長
谷口 安史(たにぐち やすし)
生年月日 昭和40年7月1日
略歴
平成3年に裁判官に任命され、東京地方裁判所、大阪地方裁判所、広島地方裁判所、最高裁判所調査官室等で勤務しました。近年の経歴は、次のとおりです。
平成19年4月 大阪高等裁判所判事
平成22年4月 東京地方裁判所判事
平成25年10月 大阪地方裁判所判事(部総括)
平成28年4月 東京地方裁判所判事(部総括)
令和3年9月 東京地方・家庭裁判所立川支部長
令和5年5月 高松地方裁判所長
御挨拶
このたび、令和5年5月25日付けで高松地方裁判所の所長に就任いたしました谷口と申します。裁判官になって三十数年の間、主として民事裁判を担当してまいりました。
私は、香川県で勤務するのは初めての経験ですが、豊かな自然に恵まれ、独自の歴史や文化を持つこの地で仕事をする機会を与えられたことを大変うれしく思っています。
現在、価値観の多様化や科学技術の急速な発展によって、社会はめまぐるしく変化し、世の中の紛争や犯罪も複雑さを増しています。その結果、裁判所にも複雑かつ困難な事件が多数持ち込まれるようになっており、国民の皆さんの裁判所に対する期待も、以前に増して高まっているように思います。裁判所は、そのような中で、社会や経済の動きに遅れを取ることなく、常に国民の皆さんの納得のいく結論を示していく責務を負っているものと考えています。
折しも、裁判所は、裁判手続のデジタル化を進めている最中にあります。その目指すところは、科学技術の発展により急速に広がった新たな情報伝達の手段を取り入れることで手続の合理化、効率化を図り、裁判手続を国民の皆さんがより利用しやすいものとすることです。高松地方裁判所におきましても、利用者である香川県民の皆さんの期待に添えるよう、利用しやすく、分かりやすい裁判の実現を目指し、所長として力を尽くしたいと考えています。
また、県民の皆さんには、裁判員裁判や検察審査会等を通じ、直接司法の運営に携わっていただくこともあろうかと思います。その際に、安心してご参加いただけるよう、裁判所職員が一丸となって対応に努めるとともに、広報活動にも力を入れていきたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。