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横浜地方裁判所長
大竹 昭彦 (おおたけ あきひこ)
昭和35年12月16日生
略歴
昭和63年4月に大阪地方裁判所判事補として裁判官に任官し、那覇地家裁、東京地裁、盛岡地裁、東京高裁や、最高裁(行政局、人事局)で勤務した後、東京地裁判事(部総括)、仙台地裁所長、東京高裁判事(部総括)を経て、令和6年2月27日付けで横浜地方裁判所長に就任しました。この間、主として民事裁判を担当してきました。
ご挨拶
このたび、横浜地方裁判所長に就任致しました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
横浜の裁判所に勤務するのは初めてですが、横浜の街は、港を中心として、美しい街並みや歴史的な建造物を大事にする一方で、ロープウェイ(YOKOHAMA AIR CABIN)や機動戦士ガンダムのような新しい施設や魅力的な試みも街に溶け込んでおり、その意味で、新と旧、静と動がうまく融合した街であると感じます。このような土地で勤務できることを非常に嬉しく思っています。
さて、横浜地方裁判所は、本庁のほか、管内に4つの支部及び11の簡易裁判所がある日本でも有数の大規模裁判所であり、多くの裁判官・職員が民事、刑事等の裁判に取り組んでいます。
民事訴訟手続におきましては、令和6年3月からウェブ会議を利用した口頭弁論が可能になるなど、IT化は着実に進んでいます。また、民事訴訟以外の民事執行、民事保全及び倒産の各手続のIT化につきましても、令和5年にこれを推進する法律が成立し、今後は、施行に向けた詰めの検討を行うことになります。こうした民事裁判手続のIT化により、当事者や代理人の方の利便性が向上して手続がより利用しやすくなるとともに、裁判手続の合理化・効率化が進み、裁判がより迅速なものとなるなど、裁判所の紛争解決機能の充実・強化につながることを目指しています。
さらに、刑事手続のIT化につきましても、法制審議会の部会における要綱案のとおり法務大臣に答申がされましたので、近い将来の法改正に向けて、裁判所においても運用の検討を加速する必要があるように思います。
近時、世の中の変化のスピードは大変早く、裁判所に期待される役割も少しずつ変化し、多様になっているように感じます。裁判所と致しましては、そうした期待をできる限り受け止め、使いやすくより迅速な裁判、中立性や公平性を維持しつつ納得感のある裁判を実現して、裁判手続が皆様の期待に応えられるものになるよう、努力していきたいと考えています。
今後とも、御理解と御協力の程、よろしくお願い申し上げます。