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平成21年5月21日から始まった裁判員制度で使用する法廷を紹介します。
法廷の特徴は,法壇が裁判官3人と裁判員6人が並んで座ることができるよう,横に幅広く作られています。
(仙台地方裁判所102号法廷)
法廷の両脇には65型の大型ディスプレイが,法壇上には15型の小型モニターがそれぞれ設置されており,裁判員や傍聴人が,検察官や弁護人等が手元のパソコンで操作した内容などを確認することができます。
また,証言台にはタッチペンで直接画面に書くことができる小型の液晶タブレットが設置されています。これは,証人等の証言の内容を裁判員等にわかりやすくするよう,証言の際にその画面に図示してもらうことなどに使われます。
(仙台地方裁判所102号法廷法壇)
法壇の形は,弧を描くように湾曲しています(アーク型)。このような形にしたのは,端に座る裁判員が審理に集中できるように,また,裁判員や裁判官がお互い顔を見ながら意思疎通を十分に図ることができるようにとの配慮からです。
また,法壇の高さも,被告人等への圧迫感を減らすため,従来の法壇よりも10センチメートル低い35センチメートルの高さとなっています。