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福島家庭裁判所長
田口治美(たぐちはるみ)
略歴
平成6年に東京地裁判事補として任官し、その後、奈良地裁、長野地家裁、東京地裁、裁判所職員総合研修所で勤務したほか、法務省・法務局への出向経験があります。近年の略歴は次のとおりです。
平成23年4月 旭川地裁判事(部総括)
平成26年4月 検事
平成29年4月 東京高裁判事
令和2年4月 大阪地裁判事(部総括)
令和5年4月 東京家裁判事(部総括)
ご挨拶
令和7年4月26日付けで福島家庭裁判所長に就任いたしました。
秋田生まれの新潟、山形育ちですが、東北地方での勤務は初めてです。
着任後、福島県沿岸部の被災地を視察し、復興が着実に進んでいる面がある一方、いまだ復興が途上にある面があることを知り、大変心が痛みます。改めて東日本大震災及び原子力発電所事故によって被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日でも早く、復興が叶いますようお祈り申し上げます。
近時、少子高齢化、国民の権利意識の高まり、家族のあり方の変化等により、家庭内の紛争も複雑困難化してきており、特に子どもを巡る紛争は長期化しやすく、感情的な対立も激しくなりがちです。
家庭裁判所としては、家事事件や少年事件の背景となった原因や事情に迫り、これに応じた適正妥当な措置をとることにより、将来、再び紛争や非行が起こらないように働き掛けていくといった、将来を展望した解決を行うことを志向しています。家庭裁判所に求められる役割、機能を十分に発揮し、家庭裁判所を利用する方々が、明るい将来に向けて新たな一歩を力強く踏み出せるような、より良い紛争解決を目指して、努力を続けてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。