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1. 広島地方裁判所について
広島地方裁判所は,広島県一円を管轄区域とし,広島市に設置されているほか,呉市,尾道市,福山市及び三次市にそれぞれ支部が設置されています。また,広島県内の11箇所に簡易裁判所が設置されています。支部の所在地には,検察審査会が設置されています。
※ 地方裁判所や家庭裁判所の基礎的な情報は,裁判所ウェブサイトの裁判所の組織をご覧ください。
2. 組織図
広島地方裁判所の組織は,裁判部(民事部・刑事部)と事務局があり,民事部は4箇部,(民事第4部は執行・破産を担当),刑事部が2箇部,事務局は3つの課で構成されています。また,支部は,4箇所に設置されています。
広島地方裁判所管内に11箇所の簡易裁判所が設置されています。
3. 職員数(令和6年4月現在)
裁判所名 | 裁判官 | 一般職 | 計 |
---|---|---|---|
広島地方裁判所本庁 (本庁併置簡裁及び検審を含む。) | 31 | 190 | 221 |
広島家庭裁判所本庁 | 7 | 102 | 109 |
上記を除く管内支部等 | 21 | 142 | 163 |
計 | 59 | 434 | 493 |
4. 名物紹介
5. 広島地方裁判所の沿革
- 明治9年(1876年)9月
全国に地方裁判所がおかれ,岩国裁判所が山口,広島両県を管轄することになりました。 - 明治9年(1876)11月
岩国裁判所を広島市に移し,「広島裁判所」と改称されました。 - 明治10年(1877年)6月
広島裁判所が広島県庁内に開庁しました。 - 明治14年(1881年)10月
広島裁判所の庁舎が広島市三川町に新築されました。 - 明治15年(1882年)1月
地方裁判所は始審裁判所と改称され,広島裁判所は「広島始審裁判所」と改称されました。 - 明治23年(1890年)11月
裁判所構成法により,広島始審裁判所は「広島地方裁判所」と改称されました。 - 昭和20年(1945年)8月6日
原子爆弾の投下により,広島地方裁判所の庁舎は焼失し,以後,旧庁舎が新築されるまで,安芸郡府中町の国民学校,東洋工業株式会社などの建物を借り受けて執務を行っていました。 - 昭和24年(1949年)3月
現在の場所(広島市中区)に広島地方裁判所の旧庁舎が完成しました。 - 昭和39年(1964年)3月
庁舎を新営しました。その後,同62年に増改築を行い,現在の姿となりました。
資料展示コーナー
※裁判所庁舎の北棟2階には資料展示コーナーがあります。
江戸時代や明治時代の判決書,戦前に裁判官が着用していた法冠・法服など,裁判所の歴史を感じる資料が展示されています。
戦前の法廷で裁判官が着用することとされていた法冠・法服です。