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東京家庭裁判所長
武笠 圭志 (むかさ けいじ)
(昭和36年2月22日生)
経歴
平成4年に福岡地方裁判所判事補として裁判官に任官し、その後、東京地方裁判所、札幌地方・家庭裁判所小樽支部などで勤務しました。最近の略歴は次のとおりです。
平成22年3月 裁判所職員総合研修所教官
平成25年4月 検事
平成30年4月 東京高等裁判所判事
平成30年12月 東京地方裁判所部総括判事
令和2年9月 検事
令和4年9月 東京高等裁判所部総括判事
令和4年9月 札幌地方裁判所長
御挨拶
このたび東京家庭裁判所長に着任した武笠圭志と申します。裁判所は、社会に生起する紛争や事件について、法に照らして解決・裁断し、もって社会の安全と安定を図ることをその使命としておりますところ、家庭裁判所は、家庭に関する紛争や事件を取り扱い、将来を展望した解決を図るという理念の下、科学的な調査等も駆使して紛争や事件の背景に迫り、事案に応じた適切妥当な解決や更生を図ることを目指してまいりました。その創設から75年が経過し、時代とともに歩み続けてきた家庭裁判所は、家族の有り様の変容に応じてその役割が次第に大きくなっておりますが、今後も家庭裁判所がその役割を適切に果たし、社会の期待に応えるためには、一つひとつの事件の特質を踏まえ、時に複雑に絡み合う糸を解きほぐしながら、将来に目を向けた紛争・事件の解決に取り組んでいくことが大事であると考えております。
当庁では、現在、家事事件手続について進められているデジタル・IT化や令和8年5月までに施行を迎える改正家族法の安定的な運用に向けて準備を進めているところです。家庭裁判所の理念の下、時代の動きや社会の状況に応じた柔軟な発想で家庭に関する紛争・事件の解決に真摯に取り込んでまいる所存です。
どうぞよろしくお願い申し上げます。