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12月17日(月)に,広島県立湯来南高等学校において,裁判官による出前授業を行いました。
今回の出前授業では,損害賠償金の支払を求める民事訴訟を題材に模擬裁判を実施し,原告と被告の食い違う主張の整理,証人尋問のシーンを生徒の皆さんに演じていただきました。その後,生徒の皆さんはトラブルの原因や賠償の必要性についてグループで討議し,結論を発表しました。
発表をふまえ,講師の裁判官からは,民事裁判は原告の請求する金額の全額を認めるか否かを判断するだけではなく,原告の請求する金額の一部の支払を認めたり,原告と被告の話し合いによって成立した合意に基づく「和解」という解決方法で終了したりすることを説明しました。
広島地方裁判所では,高校生が法的な思考に対する気付きを得て,次代の社会人として生活するための素養を自ら身に付けていくきっかけにしてもらうことを目的に,裁判官による出前授業を行っています。