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特定調停申立てについて
金沢簡易裁判所 調停センター
TEL 076-262-3221
1. サラ金・信販会社などからの債務について、分割支払いの調停申立てをする場合の必要書類について説明します。
- 最初に「財産状況等明細書」(PDF:25KB)と題する書類に必要事項を記載してください。
- 次に「権利関係者一覧表」(PDF:8KB)を参照しながら、特定調停申立書(PDF:12KB)を記載してください。
調停申立の費用は、1件について、印紙500円と切手410円(80円切手5枚、10円切手1枚)です。印紙については、申立書の1部(裁判所分)の上部印紙貼付欄に貼ってください。ただし、消印はしないように注意してください。
添付書類として、あなたの収入を明らかにできる書類(給料明細書(3ヶ月分)、損益計算書、資金繰り表等)のコピーを提出してください。また、証拠書類となるようなものがありましたら、そのコピーを添えてください。
2. 特定調停申立書の記載方法について
上から順に記載方法を説明します。
「申立人」欄には、あなたの住所、氏名、電話番号(携帯電話があれば記載してください)を書いて、氏名の右横に認印を押してください。借り受けたとき住所・氏名が現在と異なっている場合は、それらも併記してください。
「相手方」欄には、あなたが取引をした支店または営業所の所在地と会社名、氏名を書いてください。あなたの債務の管理がその支店から、本店あるいは別の支店に移っている場合は、現在、あなたの債務を管理している所を書いてください。会社名は正式な名称で書いてください。
「債務の種類」欄には、該当する欄にレ点をしてください。
「借受金額等」欄には、1番最初の借受年月日を書いてください。借り増しとか、切り替えをして、新たに契約書を作っている場合でも、それ以前の借受年月日を書いてください。はっきり分からなければ空欄のままにしてください。
「返済状況」欄には、返済状況を日を追って具体的に書いてください。はっきり分からない場合は、現在の残額を書いてください。
3. 財産状況等明細書の記載方法について
- 左側上部の「申立人」欄に、申立人の氏名を書いてください。2人で申立てをする場合は、2人の氏名を書いてください。
- 次に上から順に記載方法を説明します。
- 「預貯金」欄には、預貯金がない場合は、無にレ点をしてください。預貯金がある場合は、有にレ点をして、預金残高を記載してください。
- 「保険」欄には、生命保険等に加入していない場合は、無にレ点をしてください。生命保険等に加入している場合は、有にレ点をして、加入名義、保険会社を書いて、現時点で保険を解約した場合の返戻金を書いてください。
- 「不動産」欄には、所有名義の不動産がない場合は、無にレ点をしてください。所有不動産がある場合は、有にレ点をして、所有不動産の内容を具体的に書いてください。
- 「自動車」欄には、所有の自動車がない場合は、無にレ点をしてください。所有の自動車がある場合は、有にレ点をして、何年式のどういう車かと現時点の時価を書いてください。
- 「申立人の負債」欄には、該当する欄にもれなく書いてください。
- 「申立人の生活状況」欄のうち、
- 「現在の生活状況」欄には、あなたの現在の仕事の内容を具体的に書いてください。
- 「収入状況」欄には、あなたの収入を具体的に書いてください。
- 「家族状況」欄には、あなたの家族を、同居・別居に関らず、具体的に書いてください。
- 「住居の状況」欄には、現在の住まいの状況を具体的に書いてください。
家賃の滞納がある場合は、その金額を書いてください。 - 「家計の収支」欄には、「家計表」に家族全員の収入と、その収入による生活費をすべて書いてください。ここで、月々の支払可能額が明らかになるはずです。
- 「借入金等に対する返済条件等」欄には、あなたが全債務に対して、どのような返済方法を希望するのか(例えば、月額いくらの返済ができるか)を具体的に書いてください。
- 「その他」欄には、債務を負っているけれども、調停外で話し合いをするなどの理由で、調停の申立てをしない債権者がある場合に、その内容を具体的に書いてください。
4. 権利関係者一覧表の記載方法について
- 左側上部の「申立人」欄に、申立人の氏名を書いてください。2人で申立てをする場合は、2人の氏名を書いてください。
- 次に左側の欄から順に記載方法を説明します。
- 「権利者」欄には、あなたが取引をした支店または営業所の所在地と会社名、氏名を書いてください。あなたの債務の管理がその支店から、本店あるいは別の支店に移っている場合は、現在、あなたの債務を管理している所を書いてください。会社名は正式な名称で書いてください。
- 「年月日・金額」欄には、1番最初の借受年月日を書いてください。借り増しとか、切り替えをして、新たに契約書を作っている場合でも、それ以前の借受年月日を書いてください。はっきり分からなければ空欄のままにしてください。
- 「現在の金額」欄には、現時点での残額を書いてください。
- 「保証人」欄には、保証人がいない場合は、「無」と書いてください。保証人がいる場合は「有」と書いて、備考欄に保証人の氏名を書いてください。