トップ > 各地の裁判所 > 福岡地方裁判所/福岡家庭裁判所/福岡県内の簡易裁判所 > 福岡地方裁判所について > 広報活動 > 令和5年度「六本松法曹エリアウォークラリー」(本庁)の開催報告
「六本松法曹エリアウォークラリー」を開催しました。
(令和5年5月15日から17日まで)
福岡地方・家庭裁判所は、福岡地方検察庁、福岡県弁護士会との3庁共催で、司法の役割やそれぞれの仕事の内容について、関心や興味を持ってもらうことを目的に、3庁それぞれの施設の一部を開放し、見学会を行うとともに、パネル展やクイズを行いました(各日10時から17時)。
クイズはヒントを3庁それぞれのパネル展に散りばめ、参加者が楽しく3庁を見学(ウォークラリー)できるよう工夫をしました。
開催初日は、近くの小学校に通う6年生の児童約150人が3つのグループに分かれて、裁判所、検察庁及び弁護士会館を見学しました。
また、裁判所独自の企画として、開催期間中の各日16時から大法廷(101号法廷)を開放し、職員による説明会、法服を着用しての記念撮影会も実施しました。
3日間を通じて、400人近い学生や市民の方々が参加され、好評をいただくことができました。
パネル展
【福岡地方裁判所】
裁判員制度に関するパネルを展示しました。
裁判員制度は、6人の裁判員と3人の裁判官がともに刑事裁判に立ち会い、被告人が有罪か無罪か、有罪の場合どのような刑にするかを判断する制度です。
【福岡家庭裁判所】
家事調停に関するパネルを展示しました。
家事調停は、例えば、ある夫婦が離婚したいと思っているけれど、子どもの親権について話合いがまとまらない場合などに利用することができる手続です。裁判所を介して話し合いによる解決を図るもので、家庭裁判所で手続を行います。
近くの小学校からきてくださった6年生の児童の様子
裁判官から、裁判所の公平・中立的な立場や裁判官の判断する責任の重さなど、裁判所の役割や裁判官の仕事について説明した後、児童から裁判官に、~なぜ裁判官になったのか~、~裁判の時に意識していることは何か~などたくさんの質問がありました。
その後、法服を着た5人の児童を取り囲むようにクラス単位で法壇(裁判官席、裁判員席)に登って、記念撮影を行いました。
大法廷(101号法廷)開放!
裁判所職員から、裁判所の役割や仕事について、豆知識を交えながら説明を行いました。説明後には参加された方からの質問にもお答えしました。
その後、法服を着て、裁判官席にて記念撮影会を行いました。
編集後記
今回は、六本松法曹エリアウォークラリーと銘打って、裁判所が所在する六本松地区で近接する検察庁、弁護士会とで初めてタッグを組んで行事を企画し、多くの方々に参加していただきました。
参加いただいた方々から、たくさんのご質問を頂き、裁判所や裁判官を含む裁判所で働く職員への関心の高さを実感する機会でもありました。
行事を通じて、司法に関心や興味を持っていただければ、幸いです。