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任介 辰哉(とうすけ たつや)
(昭和39年5月16日生)
略歴
平成2年4月に東京地方裁判所判事補として任官し、その後、松山地家裁、静岡地家裁、さいたま地家裁、千葉地裁及び東京高裁で勤務し、これまで、民事事件、少年事件等のほか、主に刑事事件を担当してきました。また、裁判実務以外では、最高裁(民事局、行政局等)、最高裁調査官室、司法研修所にも勤務しておりました。最近の略歴は、次のとおりです。
平成28年11月 東京地裁判事(部総括)
平成31年4月 東京高裁判事
令和元年12月 さいたま地家裁判事(部総括)
令和4年4月 東京高裁判事
ご挨拶
令和6年5月25日付けで金沢地方・家庭裁判所長に就任いたしました。
はじめに、令和6年能登半島地震により被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。また、復興や生活再建等のために尽力されている方々に感謝と敬意を表します。今後の復旧、復興に伴って生じる法的な問題に対応するため尽力していきたいと考えています。
出身は徳島で、これまでも松山や静岡といった温暖な気候の場所で勤務してきました。石川での勤務は初めてになります。石川というと、食べ物が新鮮で美味しいということだけでなく、歴史や文化が育まれた場所で、歴史風情のある街並みや美術館、博物館、図書館等の見るべきところがたくさんあるという印象です。石川で歴史と文化にゆっくりと触れてみようと思っています。
裁判所で扱う事件は、社会が多様化し、国民の価値観や意識も変化する中で、多様化、複雑化してきています。このような状況に、的確かつ柔軟に対応し、納得のできる審理や判断を実現していくことが大事だと思っています。裁判所では、裁判手続のデジタル化を進めており、国民の目線で、裁判手続へのアクセスの利便性が高まるとともに、手続の合理化、効率化を図ることで適正・迅速な処理につながるように取り組んでいるところです。引き続き頼りにしていただけるような裁判所となるよう、より一層努力したいと考えています。