トップ > 採用情報 > 裁判所の仕事について > チームで働く(裁判所事務官・裁判所書記官・家庭裁判所調査官)
Team仙台地方裁判所
- (左)裁判所事務官
- 大宮 薫(R6採用)
- (中央)裁判部企画官
- 軽部 公章(H15採用)
- (右)裁判所書記官
- 大塚 奏子(H23採用)
Our Pride
裁判の現場をより良くするために変わっていくこと
軽部
大宮さんは新採用職員として、多くの裁判所利用者が来られる民事訟廷事務室に配置されましたが、裁判所に入って感じたことは何かありますか。
大宮
裁判記録が紙なので、想像以上に紙を扱うことが多いですね。
大塚
何年か仕事をしていると、紙で処理することが当たり前に感じてしまうこともあるので、フレッシュな意見は刺激になります。
軽部
社会のデジタル化の流れが加速している中で、裁判所もこれまで以上にデジタル化を進め、よりアクセスしやすく、質の高い裁判を目指す必要がありますね。裁判部企画官という私のポストも、デジタル化を含めた様々な企画を担い、裁判所の機能を高めていくためにこの4月に新設されたんですよ。
大宮
それでは、軽部企画官もピカピカの一年生ですね。
(一同笑い)
大塚
私も普段は庶務的な仕事を担当していますが、軽部企画官と一緒に企画案件にも携わっているので、大宮さんも気付いたことがあったら、遠慮なく言ってくださいね!
大宮
例えば、仕事の期限管理を行うとき、関係する部署ごとに帳簿を作って管理しているものもあるのですが、帳簿自体をクラウド上で共有すれば漏れも防げそうですし、効率化が図れそうな気もしますね。
軽部
いい視点ですね。民事裁判手続のデジタル化が進んでいく中、裁判手続以外も、デジタル化により合理的な執務環境を整えていく必要があります。
大塚
私たちの係では様々なツールを使って仕事の見える化や期限管理の共有を実践しているので、これを参考にして、先ほどの件も早速検討に取りかかりましょう。
大宮
ぜひお願いします!
軽部
便利なツールが増えたおかげで、私が学生の頃にはなかったアイデアがどんどん出てきますね。これからも皆さんが躍動できる環境を整えていくので、どんどんフレッシュな意見を聞かせてください。
大塚
大きく変わる時代だからこそ、やりがいもありますね!
大宮
私も早く書記官になって、デジタル化された裁判に直接関わっていきたいです!
Team名古屋家庭裁判所
- (左)家庭裁判所調査官
- 浅岡 彩(H23採用)
- (中央)主任家庭裁判所調査官
- 山路 純大(H15採用)
- (右)家庭裁判所調査官
- 服部 永理(H27採用)
Our Pride
少年の立ち直りに向けた一歩を見守り、後押しすること
山路
私たちは、少年事件を担当する家裁調査官として、調査をしたり、審判に立ち会い、意見を述べたりしています。調査では、少年の再非行防止には何が必要かを見極めるため、様々な調査活動を行います。また、再非行防止に必要な働き掛けをすることも重要な仕事です。
服部
調査官室は明るく話しやすい雰囲気です。私たち以外に組が4つありますが、どの組の主任や先輩にも気軽に相談できます。
山路
調査官それぞれに得意なことがあり、相談する中で勉強、成長する機会がありますね。
浅岡
調査官同士はもちろんのこと、裁判官や書記官、事務官と仕事の進行状況を共有し、連携しています。私は法学部出身ではないため法律の理解に苦労することがありますが、裁判官は中立公平な判断のプロ、書記官は裁判手続のプロであり、皆さん丁寧に教えてくれます。様々な関係職種の人たちと力を合わせながら、よりよい解決を目指せることに仕事の面白さを感じています。また、性非行やSNSを利用した非行等、非行理解や再非行防止に向けた働き掛けが難しい事件については、組で検討した上で調査をすることで、少年への理解が深まることや、効果的な働き掛けができることもあると感じています。
山路
調査官は、保護観察所、少年鑑別所、児童相談所、付添人とも連携を取り合っています。様々なチームで、それぞれの役割、強みを生かし、少年の立ち直りを支え、再非行を防止するための土台作りをしています。
これからも管理職として、組の調査官が一番良いパフォーマンスを発揮できるよう手助けしたいです。また、一人の調査官として、これからも少年と誠実に向き合い続けたいです。
服部
調査面接で少年の言葉に耳を傾けると、様々な気づきや発見があります。それを適切に裁判官に報告して、審判手続に生かされるように努めていきたいです。
浅岡
人生の岐路にある少年や当事者が自己理解を深め、よりよい人生が送れるような関わりができるよう、今後も研鑽に励み、専門性を高めていきたいです。