金沢地方・家庭裁判所小松支部では，模擬裁判員裁判を通じて，裁判手続について正しく理解してもらうことを目的として，6月12日（水）に石川県立寺井高校で，憲法週間広報行事「裁判所出前教室　やってみよう！裁判員」を開催しました。

はじめに，裁判官から裁判手続の説明があり，生徒のみなさんに裁判手続の流れ等について理解を深めていただきました。

コンビニ強盗を題材に，生徒の皆さんに裁判官，検察官，弁護人や裁判員役等を演じてもらい，模擬裁判員裁判を行いました。生徒のみなさんは，大変熱心にそれぞれの役を演じていました。

被告人が有罪か無罪かについて，班別に評議を行いましたが，裁判で取り調べた証拠や，証人尋問の結果を踏まえて，積極的な議論がされました。評議結果発表では，それぞれの班での真剣な議論を経た結果について，理由を付けて分かりやすく発表してくれました。有罪の班が多かったので，最後の判決宣告の場面では，被告人に有罪の言渡しをして，模擬裁判員裁判を終えました。

評議後には，裁判官からの講評や，質疑応答の時間もあり，「判決をするとき，裁判官はどんな心情なのか。」など，生徒のみなさんからたくさんの質問をいただきました。

参加していただいたみなさん，ありがとうございました。