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「憲法週間行事~裁判員制度10周年記念~模擬評議」を開催しました。
金沢地方裁判所は,裁判員制度が施行から10年を迎えることを記念し,裁判報道に関わる記者の方を対象に,裁判員裁判の審理や模擬裁判等を体験し,裁判員が果たす役割の具体的なイメージや評議の実情等を知ることにより,裁判員制度への理解をさらに深めてもらうことを目的として,「憲法週間行事~裁判員制度10周年記念~模擬評議」を開催しました。
所長挨拶・裁判員裁判手続説明
金沢地方裁判所長からの挨拶の後,刑事事件を担当する裁判官から,裁判員裁判手続の説明がありました。
評議室見学
手続説明の後は,実際の裁判員裁判の評議の際に使用している評議室を見学しました。初めて入る評議室に,記者の皆さんは興味津々の様子でした。
模擬裁判員裁判
裁判所職員が演じる模擬裁判員裁判に,裁判員役として参加しました。実際の裁判員裁判に使用している法廷の裁判員席に座った記者の皆さんは,証人役や被告人役の供述や,検察官や弁護人の意見に,メモを取りながら熱心に耳を傾けていました。
模擬評議
2グループに分かれて,模擬裁判員裁判の被告人が有罪か無罪かについて,模擬評議を行いました。裁判官の進行により,評議についての説明を受けるとともに,実際の評議と同様の進め方で議論を交わしました。記者の皆さんは,模擬裁判員裁判で見聞きした証拠,証人の証言,被告人の供述などについてお互いの意見を述べながら,真剣に議論していました。
講評・質疑応答
最後に,模擬評議を進行した裁判官からの講評と,質疑応答を行いました。記者の皆さんからは,「裁判員裁判が導入されたことで,刑事裁判に影響はあったのか。」「評議の進め方については,決まったやり方があるのか。」といった質問が出されました。
参加した記者の皆さんの声
記者の皆さんからは,「裁判員制度についての理解が深まった。」「評議の進め方が分かりやすく,固い雰囲気かと思っていた評議の印象が変わった。」「重大犯罪を裁く裁判員の気持ちを感じることができ,報じる際の大きな材料になると思う。」といった御感想をいただきました。参加した記者の皆さん,ありがとうございました。