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裁判所・検察庁・弁護士会共同企画「法の現場見学ツアー」を開催しました。
令和5年10月10日(火)、法の日週間行事として、金沢の裁判所・検察庁・弁護士会(以下、「三庁」と呼びます。)が共同で「法の現場見学ツアー」を開催しました!
法の日週間行事とは、法律が社会にとってどのような存在であるかを皆さんに知っていただくために、日本各地の法曹現場で開催されるイベントのことです。
今回は三庁が共同で見学ツアーを行うことで、法の現場をまるっと知ってもらうとともに、法曹について少しでも興味を持ってもらうことを目的に企画しました。
参加いただいたのは、金沢大学附属小学校5年生とその保護者の皆さん約70名です。
それでは、さっそく企画スタート!
金沢弁護士会の会議室で職員からスケジュールの説明があった後、さっそく3つの班に分かれて見学が始まりました。
なんと!今回は参加者の皆さんにミッションが課されました。
三庁に分かれ、それぞれの施設を見学したり説明を受けたりしながら、キーワードを探し出し、難関なクイズに挑戦するというものです。
さて、三庁でどんな内容のイベントが行われたのでしょうか?
ここでは、裁判所のイベントを紹介します。
裁判所の役割や石川県の裁判所について参加者の皆さんと一緒に考えた後、急に不気味な笑い声が・・・。
登場したのは、自称「大魔王コート」。
大魔王は、その場にいた職員を怪我させたことで、駆け付けた警察官に逮捕されました。
さて、この大魔王について、どのような手続が行われるのか、裁判官に聞いてみましょう♪
せ~の、「さ~いば~んか~ん!」
↓これは警察官に逮捕されたところです。
みんなの大きな声に呼ばれて登場したのは、齋藤裁判官。
颯爽と法廷に現れて、逮捕されてからの手続を説明しました。
皆さん、大魔王がこれからどうなるのかに興味深々の様子。
とうとう大魔王コートは、傷害の疑いで刑事裁判を受けることになりました。
ここからが、裁判所の役目です。
模擬刑事裁判スタート!
被告人(大魔王コート)が本当に怪我をさせてのか、どのくらい怪我をさせたのかなど、証拠に基づいて判断することについて裁判官から説明を受けながら、判決の宣告まで傍聴してもらいました。
裁判所での企画の締めくくりです。
参加いただいた生徒の皆さん全員に裁判官の法服を着てもらい、実際に法廷内の席(裁判官・裁判員・弁護人・検察官・被告人)に座ってもらいました。
模擬裁判を見た後ということもあり、自然に自分たちで考えた裁判がスタートする場面も・・・保護者の皆さんもその姿を見て、笑みがこぼれていました。
三庁での見学ツアー終了後、再び金沢弁護士会の会議室に全員が集合しました。
机の上には今回のミッションである難関なクイズが置いてあります。
さっそく集めた3つのキーワードを使って、クイズの答えを考えてもらいました。
(みなさん分かりましたか?)
さて、最後は質問タイムです!
齋藤裁判官・山下検察官・塩梅弁護士が、それぞれの立場から、皆さんの質問にお答えします。
仕事をする上でのやりがいや苦労したこと、経験した中で一番長い裁判の期間、小学生の時の得意科目など、たくさんの質問を積極的にしていただきました。
企画の最後には、全員で記念撮影「ハイ、チーズ!」
参加いただいた皆さんから、「法の現場について楽しく学ぶことができた。」、「普段できない体験ができて楽しかった。」、「ドラマで見ている感じと違ってびっくりした。」、「裁判体験などのイベントにも参加してみたい。」など多くの御意見をいただきました。
金沢大学附属小学校5年生の皆さん、保護者の皆さん、「法の現場見学ツアー」に参加いただき、ありがとうございました。