金沢地方・家庭裁判所は，模擬家事調停等を通じて，家事調停手続を広く一般に知ってもらうことを目的として，5月31日（木）に憲法週間広報行事「こんなときには家事調停」を開催しました。

はじめに，家庭裁判所の裁判官から，家庭裁判所ではどのようなことを行っているのかについて説明がありました。その後，実際に調停を行う調停室や裁判を行う法廷等を見学した後，ＤＶＤを見て家事調停手続の制度や手続の流れについて理解を深めていただきました。

熟年離婚を題材に，裁判所職員が当事者や調停委員等の役を演じ，家事調停の様子を再現しました。
普段は非公開の手続である家事調停がどのように行われているのか，実際の雰囲気を感じていただくことができたのではないでしょうか。

実際に家庭裁判所で活躍している裁判官，家庭裁判所調査官，裁判所書記官の3人から，家事調停をテーマに仕事のやりがいや，印象に残っている出来事，社会における調停の役割などについて話をしてもらいました。質問タイムでは，参加者からもたくさんの質問をいただきました。

参加者からは，調査官という仕事を初めて知れて良かった，調停の実演は臨場感があり内容も分かりやすかった，裁判所を身近に感じることができた，とても有意義な時間を過ごせたといったご意見をいただきました。

参加していただいたみなさん，ありがとうございました。