トップ > 各地の裁判所 > 金沢地方裁判所/金沢家庭裁判所/石川県内の簡易裁判所 > 金沢地方・家庭裁判所について > 広報活動 > 裁判員制度10周年記念~裁判員制度出前講義
「~裁判員制度10周年記念~裁判員制度出前講義」を開催しました。
金沢地方裁判所では,裁判員制度の現在の状況や運用改善への取組状況を地域の方々に正しく理解してもらい,裁判員制度参加への関心や意欲を高めてもらうことを目的として,7月3日(水)に,いしかわ長寿大学能登中部校の講座において,「~裁判員制度10周年記念~裁判員制度出前講義」を開催しました。
今回の出前講義では,金沢地方裁判所としては初めて,裁判員経験者の方にも講師として参加してもらい,受講した皆さんに対し,実際に裁判員を経験した感想やこれから裁判員に選ばれるかもしれない方々へのメッセージを伝えていただきました。
裁判員制度手続説明
初めに,刑事次席書記官から裁判員制度手続の説明があり,受講した皆さんに裁判員裁判手続の流れ等について理解を深めてもらいました。
パネルディスカッション
実際に刑事裁判を担当している裁判官と裁判員経験者との間で,裁判員を経験して感じたことなどについて話をしてもらいました。
裁判員経験者は,裁判で見聞きしたことについて,裁判官や他の裁判員と一緒にチームとしてしがらみなく議論できたことは,これまでにない良い経験だった,裁判員を経験して被告人と被害者の両方に事情があることが分かり,実生活において何かもめ事があっても,一方を責めるよりも解決する方向で話を持っていくことができるようになった,といった感想を述べました。
また,これから裁判員候補者に選ばれる人に対しては,辞退するのはもったいないので,できるだけ参加してほしいというメッセージを伝えました。
質疑応答
最後に,質疑応答では,受講した皆さんから,「裁判員裁判にはどれくらいの期間がかかるのか」「裁判員裁判での判決が2審でくつがえることについてはどう考えたらいいのか」など,たくさんの質問をいただきました。
受講していただいた皆さん,ありがとうございました。