まずは講堂で、裁判所の仕組みと役割についての解説動画を視聴していただきました。参加者は時折うなずきながら、真剣な様子で視聴していました。

続いて大法廷に移動して、最高裁判所大法廷の他にはない特徴や、設計者が込めた思いについて説明しました。法廷内の照明を落とし、天井の吹き抜けから入る自然光を見た際には、参加者のみなさんから驚嘆の声が上がっていました。

参加者からの質問に裁判官が直接答える質問コーナーは、今回のイベントで1番の人気企画でした。裁判官になろうと思った理由や仕事のやりがいなど、事前にたくさんの質問があり、裁判官は、子どもたちに向けたメッセージを織り交ぜながら回答していました。

子どもたちは、自由見学時間も裁判官に個別に質問をするなどして、裁判官と直接話すことができる機会を楽しんでいる様子でした。

実際に裁判官の法服を着用して、大法廷の裁判長席に座ることができる体験企画も大好評をいただきました。今年は裁判所ナビゲーターのさいたんが遊びに来て、みなさんとの記念撮影を楽しんでいました。

大ホールには、裁判所の歴史や、裁判所職員の仕事を紹介するパネルを展示し、自由見学時間には、興味深そうにこれらを見る参加者の姿であふれていました。

参加者のみなさんからは、とても楽しい見学会だったという感想を多くいただきました。今回のイベントをきっかけに、裁判所のことや、法の役割や重要性について少しでも考えていただくきっかけになれば、嬉しく思います。