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今年は会場参加とオンライン参加のハイブリッド開催!!「法曹という仕事」
令和5年8月16日、最高裁判所、法務省・最高検察庁及び日本弁護士連合会の共催企画「法曹という仕事」を会場参加形式とオンライン形式のハイブリッド形式で開催し、総勢200名以上もの高校生らが集まりました。北は北海道から南は沖縄まで、地域を問わず全国各地から参加いただけたことはオンラインの最大の強みです。
本企画は、第1部「岡正晶最高裁判所判事による基調講演」、第2部「NHK Eテレ『昔話法廷』の『三匹のこぶた』を題材にした法曹三者による副音声的生解説」(共同企画)、第3部「裁判所、検察官、弁護士の三者のリレー方式による『仕事のやりがい』や『職場の魅力』などを発信し、質問にもお答えする。」(個別企画)の3部構成で行いましたので、内容を簡単にご紹介します。
【第1部】岡正晶最高裁判所判事による講話
岡正晶最高裁判事は、「法曹三者の仕事は、どれも資格取得者のみができるプロフェッショナルな仕事。それゆえに高い倫理観・使命感が求められる厳しい仕事ですが、社会の安全・安心・安定を支えているとても重要な仕事であり、達成感、やりがいを感じられる、よい仕事の1つです。」と法曹の魅力を語りました。
また、「社会や人間と向き合うこと、社会や人間の役にたつこと、プロフェッショナルな職人的な仕事に関心・興味のある方は、この法曹という仕事を、ぜひ前向きに検討してほしい。」と期待を込めてエールを送りました。
■参加者から寄せられた感想
●普段勉強しないことが学べていい機会になりました。
●法曹三者の仕事は、社会を安定、安心させる重要な仕事だと思いました。
【第2部】昔話法廷解説 今年は「三匹のこぶた」(共同企画)
NHK Eテレ昔話法廷「三匹のこぶた」動画を刑事裁判の場面ごとに再生し、法曹三者が各々の視点から解説しました。
「三匹のこぶた」動画の解説です。法曹三者それぞれの鋭い視点からの解説に注目しながら解説動画をご視聴ください。
■参加者から寄せられた感想
●昔話法廷の解説では、番組の内容に対してプロの法曹三者の方々だったらどうするかなどを聞くことができ、大変参考になった。
●「三匹のこぶた」のなかでどのように裁判を展開させていくのかについて、難しい言葉・法律用語を使わず説明していたため、とても分かりやすかった。
【第3部】法曹三者に分かれてのリレー方式による魅力PR(個別企画)
第3部の個別企画は、「裁判所」「検察官」「弁護士」それぞれの「仕事のやりがい」や「職場の魅力」を中心に発信しました。
裁判所チームは、同じ部に所属する裁判官と裁判所書記官のペア2組が登壇し、チームで仕事を行っていることや今の仕事を選んだ理由などについて語りました。
法曹三者によるそれぞれの仕事のやりがい等を語った動画です。
■参加者から寄せられた感想
●法曹三者の方々は真面目でずっと働いているという印象が強かったが、実際にお話を聞いてみると、思っていたよりもずっと気さくな印象で驚いた。
●法曹三者の方々の仕事内容ややりがい、高校生へのアドバイスなど、法曹の仕事を目指すモチベーションになりました。
●法曹三者の方々が実際の経験に基づいてお話しされていたので、仕事のイメージがつきやすかった。
●法曹の方はチームで仕事をされているイメージがなかったがそれが覆されて良かった。
たくさんのご参加・ご意見ありがとうございました!
今回参加できなかった方も、本ウェブサイトをご覧になられることで、今後の進路検討の一助になれば幸いです。
参加者からいただいたご意見を踏まえ、より参加しやすく、より興味を持っていただけるよう、また、法曹三者や各職場をより身近に感じていただけるような企画を目指します。
今後とも、裁判所、法務省・最高検察庁、日弁連の広報企画に奮ってご参加ください。