最高裁判所判事
宇賀克也(うがかつや)
(昭和30年7月21日生)
略歴
- 昭和53年
- 東京大学法学部卒業
- 昭和53年
- 東京大学法学部助手
- 昭和56年
- 東京大学法学部助教授
- 昭和58年
- ハーバード大学ロースクール客員研究員(日本学術振興会海外特別研究員)
- 昭和59年
- カリフォルニア大学バークレー校客員研究員(日本学術振興会海外特別研究員)
- 平成2年
- ハーバード大学ロースクール客員教授
- 平成3年
- 東京大学大学院法学政治学研究科助教授(同大学法学部助教授を兼担)
- 平成6年
- 東京大学大学院法学政治学研究科教授(同大学法学部教授を兼担)
- 平成10年
- ジョージタウン大学ロースクール客員研究員
- 平成13年
- 放送大学大学院主任講師兼客員教授
- 平成16年
- 東京大学公共政策大学院教授を兼担
- 平成31年3月20日
- 最高裁判所判事
信条,趣味など
裁判官としての心構え
40年を超える研究者生活の時代は,できる限り多くの判決・決定や著書・論文等の文献を読み,それを通じて自分の考えをまとめ,論文等でそれを公表してまいりました。最高裁判事としては,個々の事件の資料を丹念に読み,他の裁判官の御意見もよく伺いつつ,個々の事件についての自分の考えをまとめていくことになりますが,一つ一つの事件に公正・中立の立場から真摯に取り組み,妥当な結論を導くことができるよう,微力ながら全力を尽くしたいと存じます。
好きな言葉
平成30年,高円宮家三女の絢子様が,御婚約内定の会見において,「今日あることが明日も必ずあるわけではない」と述べられたお言葉が心に残りました。そのことを忘れず,今日できることを明日に延ばさず,1日1日,悔いのないように生活していきたいと考えております。
印象に残った本
歴史が好きで,司馬遼太郎さんのファンですが,特に「竜馬がゆく」,「坂の上の雲」が印象に残っております。
趣味
年を重ねるに従い,自然が好きになり,美しい自然の景観を眺めることに心の安らぎを感じるようになりました。ここ数年,旅行に行く時間はなかなかとれなくなってしまいましたが,自宅の近くに美しい公園があり,そこを散策するのが,至福のひと時になっております。
最高裁において関与した主要な裁判
※判示事項欄に「(裁判要旨)」の記載のある判決等の裁判要旨は,暫定的なものであり,確定した段階で変更される場合があります。